2024年7月29日

てんかんとは

てんかんとは

about epilepsy01てんかんとは?

てんかんとは、脳の神経細胞がさまざまな理由から一時的に異常に興奮することによって、発作が起きる病気です。

てんかんの発作はけいれん発作だけではありません。意識を失って転倒する発作や、意識を失うだけの発作など、発作にはさまざまな種類があります。

一部のてんかん発作は成長とともに自然と治まる場合があります。

正しい診断のもと、最初の薬で5割の発作を止めることができ、最初の薬が合わなくても2番目、3番目の薬で6割の発作を止めることができると言われています。
てんかんとは

about epilepsy02割合は100人に一人

てんかんの人の割合は100人に一人と言われており、全世界で約5,000万人の人がてんかんを持っていると考えられます。

子どもから大人までどんな人でもてんかんになる可能性があり、決して特殊な病気ではありません。

乳幼児期の発症が最も多く、成人になると発症率は低くなりますが、50歳以上になると脳の老化現象によっててんかんを発症する人が増えていきます。

すなわち、社会の高齢化に伴い、てんかんの人は増えているのです。

パープルデーとは

パープルデーとは

about purpleday3月26日はパープルデー

「てんかんを持つ人を、ひとりぼっちにしない」...そんな想いを込めて、みんなで紫色のものを身に着けて一日を過ごします。

2008年、カナダに住む当時9歳のキャシディ・メーガンさんは、小学校でてんかん協会の講演会があったことをきっかけに、自分にてんかんがあることをクラスのみんなに初めて打ち明けました。

「てんかんがあるからって、ひとりぼっちなんかじゃない!」
自分と同じてんかんを持つ人たちにもそう伝えるために「紫を身につける日」をキャシディさんが思いついたのです。パープルデーの活動は、今や世界70か国に広がりました。

てんかんへの誤解や差別をなくすために、
正しい知識を広めるための教育活動や、楽しいイベントもこの日に開催されます。

カナダで一人の女の子が始めた活動が、たくさんの人々の共感を呼んで、今なお全世界に広がりつつあるのです。

Menu